こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。
今週は、保護者面談を行ったり、小学生発表会に向けての劇練習が始まったりと忙しく過ごしております。
そんな中、面白い本を見つけました。
「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方 子供たちが、バイリンガルになる過程をすべて観察した英語教師が勧める勉強法」 川合典子著 瀬谷出版刊
内容は、副題に書いてある通りです。
この本の中で、私が特に関心を持った点は、以下の3点です。
(1)日本語で英語を正確に理解することがバイリンガルの基礎を作る
(2)母国語の半分くらいの量の英語を「自分の耳で」聞かないと、小さい子でも、日本語と違うネイティヴと同じように発音することはできない
(3)自分の言いたいことをすらすらしゃべるようにするには、たくさん本を読むこと
当教室の生徒たちに当てはめて考えると(1)と(2)に関しては、今のウザワ式学習法の「足し算訳」と「かけ流し」で解決できそうです。(3)の部分が、足りない部分だと思うので、現在授業内でやったりやらなかったりになっている「10分間読書」を全員毎回やることにし、力のある生徒(英検2級以上取得)には、読書を宿題にするのもいいかもしれないと思いました。
英語を英語のまま学ぶことの無意味さ、今日本中を覆っている訳読式授業を貶める考え方がいかに間違っているか、使える英語を習得するには、かなりの努力と時間が必要なことなどが、わかりやすく書いてあります。
海外に行きさえすれば、誰でもバイリンガルになれると、安易に考えている日本中の人たちに、特に英語教育に携わっている文科省の関係者には、ぜひ読んでもらいたい一冊です。