こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。
新学期特有のドタバタも落ち着き、やっと水曜日に更新できるようになりました。(笑)
先週金曜日、市内で、小学生陸上記録会が開催されました。
金曜コースの小5&6年生は、全員出場していたので、教室に入ってくるなり、どの生徒も「疲れた~。」を連発します。これでは、いつものやり方では、無理かもしれないと思い、自分の力で訳をする教材を「久しぶりに一斉に訳やろうか?」と提案しました。
彼らが使っている教材は、通常中学1年生から使用するもので、構造・単語・内容ともに、とても難しいです。ウザワ以外の生徒が使ったら、高校生・大学生でも難しく感じるでしょう。
さらに、この日予定していた部分は、構造的にかなり難しいところが含まれていたので、自力での訳は無理かもしれないとも思いました。
ところが、生徒たちは、この提案に乗ってくるどころか「イヤだ!自分でやる!」と口々に言います。
「すっごく難しいところだよ。一斉にやったほうがいいと思うけど。」と言っても、「イヤだ!難しいから自分の力でやりたい!」と言います。
これこそ、ウザワで小学生低学年から学んできた生徒ならではの言葉だな~と感心しました。
小学生高学年以上から学んだ生徒の多くは、どんなにできる生徒も、難しい教材をやることに対して、明らかに嫌な顔をします。これまで、歯ごたえのない、いわば離乳食のような教材しかやってこなかったからでしょう。まるで完全に理解できるもの以外は、脳が受け付けないようになってしまっているかのようです。
「難しいからこそ、自分の力でやりたい!」という感覚は、勉強に関してだけでなく、今後彼らの人生に待ち受けるであろう様々な困難に対しても、彼らなりのやり方で乗り越えていく力を与えてくれるでしょう。
これこそが、ウザワで小学生低学年から学ぶ本当の意味かもしれません。