Archive for 7月, 2015

ウザワの英文法

木曜日, 7月 30th, 2015

こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。

またまた、一日遅れの更新となってしまいました。

当教室では、中高生は全員、早い生徒は小学生高学年から、「ウザワの英文法」という文法書を使っています。

4年前に改定された本書ですが、先日じっくりと序文を読み返してみました。中の本文は誰もが読んでいますが、もしかしたら、序文は誰も読んでいないかも!これは、もったいないと思いました。少し長くなりますが、以下に引用します。

「はじめに・・・

よい英語を習得するために文法力は欠かせません。文法がめちゃくちゃな英語をしゃべれば、例え何となく通じたとしても、決して本当の意思疎通はできず、また尊敬を得ることはできません。

多分文法の大切さはみんながわかっていることです。だれでも文法は大事だと思っているにも関わらず、何故日本人のほとんどが文法が苦手で、自信がないのだろうか、が問題なのです。

一番大きな原因は日本人の大半は、英語の音もなく、文字だけで英語を勉強していることです。英語のCDを毎日かければ、文法の7割は自然に分かります。

もう一つの理由は、多くの人が文法は単に分かればよい、と思っていることです。ある著名なドイツ語の先生が、「外国語の文法は少なくとも200回当たらなければ使えるようにならない」と書いていましたが、まさに文法は何回も何回も使って初めて身につき使えるようになるのです。たしかに、大人はだれでも三単現を知っていますが、実際に書いたり、話したりする時、間違えない人がどれだけいるでしょうか。知っていることと、使えることは違います。2,3回の勉強で文法が使えるようになるわけがありません。

母国語である日本語を習得する場合でさえ、我々は一つの言葉が本当に使えるようになるのに、一体何百回使ってきたでしょうか。文法ができないと落ち込む生徒にいつも言っています。「あなたは生まれてから‘おはよう’を何回聞いて、何回言ってきた?何百回?何千回?だから日本人はいつでも無意識に間違いなく、‘おはよう’ということができる」と。ネイティヴの子供たちも同じことで、しゃべれるようになる幼児期からそれこそ何百回も三単現を使っては、その間違いを訂正されて正しく使えるようになっています。

文法が出来るようになるコツは「繰り返し、繰り返し、何百回も使い、間違っては訂正していくこと」です。しかし他人に教えてもらっていたら5回か、せいぜい10回が限界でしょう。きくのも気が引けるし、教える方もいらいらします。

そこでこの文法書をつくりました。この本は学習者が便利に使えることを目的にしています。学問的な文法書ではまったくありません。使い易く作りましたから、持ち運びも自由、分からないところを何度でも見ることができます。何回も人に聞くと嫌な顔をされますが、本は決して嫌な顔もせず、何度でも淡々と教えてくれます。

この文法書はできるだけ、平易に、便利に、簡潔に、文法事項を記してあります。いつも手元に置いて利用して下さい。これを初めて作ったのはほぼ40年前です。それ以来多くの人々が利用してきました。生徒たちは海外留学するときも持っていきました。これは隠れたロングセラーです。

今回もっと役に立つように、久しぶりに改訂しました。ぼろぼろになるまで、どうぞ何回でも使って下さい。

2011年4月1日                       鵜沢戸久子」

今日の授業の初めに、生徒全員で音読してみます!

2015年度第1回英検 最終結果

木曜日, 7月 23rd, 2015

こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。

夏期講習が始まり、バタバタとしていて、更新が一日遅れてしまいました。

英検2次の結果待ちをしていた、準2級を受けた中3生も、とても良い成績で合格していました。これで、今回の合格者は、

2級  高1 1名、高2 1名

準2級 中3 1名

4級  小6 1名

の4名となりました。おめでとうございます!

今回残念な結果に終わった生徒さんは、10月の第2回でリヴェンジしましょう。

そのためには、「かけ流し」「かけ流し」「かけ流し」です!!!

 

英検2次結果速報

水曜日, 7月 15th, 2015

こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。

英検2次結果がWeb Siteに発表されました。

合格した生徒から早速連絡をもらいました。

現在判明している結果は、以下の通りです。

2級 高1 1名、高2 1名

2次対策をしているときは、大丈夫!とまでは言えなかった生徒たちでしたので、ほっとしました。

高1の生徒は、中1の5月に入会しました。わずか3年ちょっとで高校卒業レヴェルの2級に完全合格できたことは、ウザワ式の学習法がいかに効率が良いかを物語っています。もちろん、この生徒がウザワのやり方に沿って地道に「かけ流し」「出された宿題の提出」「休んだら振替をとる」を守ってくれたからです。

残るは、準2級に挑戦した中3の結果のみです。朗報が届くことを願っています!

 

「音」の無い英語学習は不可能!

水曜日, 7月 8th, 2015

こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。

昨日は、新入会していただいた、小2の女の子3人の初授業でした。

6月初めに体験授業を受けていただいた時には、挨拶、Greetingsの読み、「一斉読み・訳・暗記」まで、ほぼ無言だったので、どんな授業になるのか、本当に心配でした。

しかし、昨日の初授業では、すべての活動を元気よく、大きな声でやってくれました。

教室に入ってきたときの、表情も、前回の不安そうな顔とは、全く違い、なんだか自信ありげに見えました。

彼女たちの変化の秘密は何でしょうか?

実は、入会をお決めいただいた時から、初回授業まで、1週間、間が空いたので、事前に教材のCDをお渡しし、ご家庭で「かけ流し」をやっていただいていました。

体験に来ていただいたときは、全く「音」が入っていない状態での授業でしたので、彼女たち自身、何が起こっているか、何をしているのか、理解できなくて、不安だったのでしょうね。

お渡ししたCDは、1枚10分以下のものでしたので、ある保護者の方から、「2~3回リピートしたほうがいいのでしょうか?」と質問されました。私は、「一日一回で十分ですよ。」と答えました。

1日10分に満たない「かけ流し」を、たった1週間続けただけで、まるで別人のような変身を遂げた彼女たちには、常日頃「かけ流し」の重要性を、うるさいほど語っている私でさえ、驚きを隠せません。

英語学習は、「音」のインプット無しでは、絶対に不可能!というウザワの方針の正しさを証明してくれた小さな女の子たちに感謝です!

さて、これから彼女たちがどんなふうに育っていくのか、楽しみ、楽しみ!

 

単語テスト

水曜日, 7月 1st, 2015

こんにちは、ウザワ石岡教室代表の西村直美です。

当教室では、小学2年生くらいから、CD教材、文法教材(American Start with English)などの単語テストをしています。前の週に、一斉または個別に訳、暗記した教材の中から、生徒たち自身に単語を10個選ばせ、英単語・日本語の意味の順に大きな声で2回ずつ全員で読み、2分間覚える時間を与えてテストします。

先週金曜日の、小5&6年生のクラスでは、中学生用CD教材の「Little Women」を使っているので、単語テストもかなりレヴェルが高かったです。

生徒たちが選んだ単語は

holiday, season, look forward , eargerly, next door, grandson, wealthy, community, a few days, decide

の10個でした。

与えられた2分間の間、生徒たちは、繰り返し英単語・日本語の意味の順に、それぞれのリズムで大声で言い続けます。書いて覚える生徒はいません!

その結果、ほとんどの生徒が、日本語の意味は90%以上正解、中には全問正解の生徒もいましたし、スペルも80%以上正確に書けていました。

私たち世代の単語の覚え方といえば、ひたすら書いて覚えるというのが定番だったので、彼らの書かずに覚えることができる能力には驚かされるばかりです。

なぜこんなことができるかと言えば、「かけ流し」によって大量の音がすでに入っているものを、英語の構造に沿って、正しく日本語に訳し、完全ではないにしても一度暗記らしいことをし、宿題として書写をしてきているからです。

この4つのどれが欠けても、彼らのようには、できないと思います。

こういう単語テストを、少なくとも毎週20個以上やり続けている生徒たちの語彙力は本当にすごいものです。しかも、その単語力が、実際に使える単語力として身についていくので、鬼に金棒です!